年金制度の移換について

他の年金制度への移換について

  • 確定給付企業年金(DB)の脱退一時金は、一時金を受け取らずに、転職先等の年金制度へ移換することができます。
  • 移換とは、転職や離職をした場合に、加入している確定給付企業年金(DB)の個人別年金資産を別の年金制度に引継ぎ、将来の年金給付につなげることです。
  • このように、年金資産を持ち運ぶしくみを「企業年金のポータビリティ」といいます。

■ 他の年金制度に移換できる条件(対象者)

退職事由 加入者期間 年金受給権 退職時年齢
50歳以上 50歳未満
定年退職・会社都合退職 10年以上 あり ×
10年未満 なし
自己都合退職 20年以上 あり ×
20年未満 なし

※ 手続きにつきましては、PLANETSにて受取方法を「移換」を選択し申請の上、システムから出力した「添付書類送付状」に添付書類を添えて会社に提出してください。

移換先の選択肢

  • 年金資産の移換先は、退職後の状況に応じて選択肢が異なります。
  • 移換先の制度にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、その選択につきましては、該当する制度のホームページ等を参照の上、ご自身に合った移換先を選択してください。

■ 移換する場合の選択イメージ

移換する場合の選択イメージ

■ 移換先の制度の詳細

企業年金制度 確認事項 注意事項
企業年金連合会別ウィンドウが開きますTEL:0570-02-2666
  • 希望すればだれでも移換することができる
  • 毎月の掛金(拠出)はなし
  • 移換した一時金は、手数料(一時金の10%程度)を控除した金額を原資にして、利息を含め将来年金として受け取ることができる
  • 申請期限は退職から1年以内
退移換申出書不要
移換手数料負担あり
(上限34,100円)
国民年金基金連合会別ウィンドウが開きます 個人型確定拠出年金
(iDeCo)別ウィンドウが開きます
  • 希望すればだれでも移換することができる。ただし、再就職先に企業型確定拠出年金がある場合は、個人型確定拠出年金への加入が認められていない場合がある。
  • 移換後のiDeCoの掛金は加入者本人が拠出し(拠出上限額あり)、加入者自身で運用する。具体的には、金融機関や証券会社などの運営管理機関ならびに当該運営機関が運用している商品を選択する。
  • iDeCoの給付は、老齢給付金、障害給付金、死亡一時金がうけられる。詳細についてはiDeCoの制度を確認すること。
  • 申請期限は退職から1年以内。
移換申出書必要
(ご自身で取寄せ)
移換手数料負担あり
厚生年金基金
  • 再就職先に制度があり、かつ脱退一時金相当額を受け入れる規定がある場合で、本人が希望した場合に移換することができる
  • 詳細は移換先(再就職先)へ確認すること
  • 申請期限は退職から1年以内
再就職先への確認
確定給付企業年金(DB)
  • 再就職先に制度があり、かつ脱退一時金相当額を受け入れる規定がある場合で、本人が希望した場合に移換することができる
  • 詳細は移換先(再就職先)へ確認すること
  • 申請期限は退職から1年以内
再就職先への確認
企業型確定拠出年金(DC)
  • 再就職先に制度があり、本人が希望した場合移換することができる
  • 詳細は移換先(再就職先)へ確認すること
  • 申請期限は退職から1年以内
移換申出書必要
(ご自身で取寄せ)
再就職先への確認

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